UTMⅡ/UTMⅢの取り付けについて

■ カップリングとは

UTMⅡ/UTMⅢは、測定軸に作用するトルクを起歪部のストレンゲージで測定しています。起歪部は、測定結果がねじれ以外のスラスト荷重やラジアル荷重による影響を受けにくいように設計されていますが、過大なねじれ以外の荷重は測定結果に誤差を与えるばかりか、測定軸を支えているベアリングの発熱や、起歪部の変形・破壊などをもたらします。トルク源の軸とUTMⅡ/UTMⅢの軸及び負荷の軸の回転中心が一致しているのが理想ですが、実際には偏心誤差、偏角誤差、エンドプレイ等のミスアラインメントと呼ばれる誤差が残ります。これらの誤差を吸収し、トルクメータの測定軸に過大なスラスト荷重やラジアル荷重がかからないようにするために必要なパーツがカップリングです。これらの許容値はUTMⅡ/UTMⅢの種類とカップリングの種類によって変化しますので、適合するカップリングを装着した後に微調整が必要になる場合があります。

■ UTMⅡ/UTMⅢに適したカップリング

UTMⅡ/UTMⅢに適したカップリングとして、ゴムタイプを推奨しています。 これは、両側の軸への取付部分を防振ゴムで連結した構造になっており、機械的なガタが無く回転バランスも良好で、更にゴムがダンパーとなるために振動を吸収し、スムースな回転が得られます。ゴムタイプのカップリングが使用できない場合にはシングルディスクタイプのカップリングを使用してください。ダブルディスクタイプやスリットタイプを同軸上に複数使用すると、間の物体がバネで支持された状態となるため思わぬ振動が発生し、最悪の場合共振現象によってUTMⅡ/UTMⅢやカップリングが故障・破損したりします。

■ UTMⅡ/UTMⅢ設置でのカップリングの使い方

図に示すように、UTMⅡ/UTMⅢの両端をゴムタイプのカップリングでDRIVE側及びLOAD側の軸と固定します。図ではカップリングの両側をベアリングで支えていますが、駆動装置や測定対象物の内部にベアリングを内蔵している場合は不要です。UTMⅡ/UTMⅢの筐体は、回り止めのために硬質ウレタン等で基準面に対して緩やかに固定してください。

実際に運用する前にUTMⅡ/UTMⅢのトルク出力変動が最小になるようにアラインメント調整を行ってください。UTMⅡ/UTMⅢ本体をカップリングで固定した後、無負荷状態にて低速度で回転させながら調整します。

■ 高速回転での使用時の注意

高速回転でUTMⅡ/UTMⅢを使用される場合には、ミスアラインメント以外に回転バランスの調整も必要になります。回転バランスがとれていない状態で軸を高速回転させると、共振によってUTMⅡ/UTMⅢ本体などが異常振動しカップリングやUTMⅡ/UTMⅢ本体を破損させる場合があります。徐々に回転速度を上げながらバランスを修正しつつ、注意深く作業を行ってください。高速回転で使用される場合にはキー溝無しのタイプを推奨いたします。

■ 禁止事項

・オルダムカップリングは絶対に使用しないでください。UTMⅡ/UTMⅢ 本体が軸から外れて、怪我や破損など思わぬ事故につながる可能性があります。
・ダブルディスクタイプやスリットタイプのカップリングをUTMⅡ/UTMⅢの両端に取り付けないでください。片端に取り付ける場合はUTMⅡ/UTMⅢ本体を固定してください。共振が発生して予想外の過負荷が生じたり、UTMⅡ/UTMⅢやカップリングが破損したりすることがあります。

■ UTMⅡ取り付け参考ムービー(2分40秒~に取付に関する説明有)

■ もっとUTMⅡ/UTMⅢを知りたい方へ

UTMⅡ製品詳細ページ(ユニパルスサイトへ)

UTMⅢ製品詳細ページ(ユニパルスサイトへ)

カップリングに関するお問合せは、お問い合わせフォームまたは弊社営業(電話:03-3639-6121)までご連絡ください。

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